福田官房長官は和田アキ子をめざす

吉野屋に「私もお世話になりました」
テコンドー岡本依子に「日本を代表する選手が五輪に出ることはよいこと」
なんて最近の発言を中心にタマちゃんやら宇多田ヒカルやら高橋尚子やら、政治以外のビッグニュースにもコメントを求められてまたそれをバカまじめに返答してきた福田官房長官官房長官在職歴代1位になるそうです。
http://news.goo.ne.jp/news/topics/index/16013/1.html
政府の番頭役がすでに大御所、というのが世間一般の論調のようだが僕はどうしても彼の存在は和田アキ子を想起してしまうのだ。
芸能界のゴッド姉ちゃん、和田アキ子。もうすぐ54歳。「笑って許して」「あの鐘をならすのはあなた」などのヒット曲をもつ、日本を代表する歌手、タレントの一人。しかし、彼女の最近の露出は歌手というよりタレントというより、ワイドショータレントとしてのほうに力点が置かれているような気はする。誰かの熱愛報道があればどこかに登場しては「芸能界の御意見番」とかいってコメントを引き出され、冠番組であるTBS系列の「アッコにおまかせ!」ですら今週の芸能/時事ニュースみたいなコーナーがあって、あれこれ勝手な意見をつけている。
僕は彼女がそんなに偉い人間なのか判断はできないが、少なくとも芸能マスコミでは御意見番というキャラで定着し、彼女もそれでテレビへの露出と芸能界での存在感を維持しているといっていい。
そして最近の福田といったらどうだ。政府のスポークスマンでしかないはずの彼が、政府とは関係ないニュースに関してコメントをする。それはなぜか。政治部と思われる各社記者がそんな質問をするからだ。いや、もちろんそれは芸能部からの頼まれごとに過ぎないのかもしれない。お堅い人たちがこの事件をどう思っているか?なんてことが、芸能メディア的にはおいしいのかもしれない。しかも、おそらくタダでコメントがとれる(と思う)。使わない手はないのだ。
このまま福田官房長官和田アキ子を目指すべきだ。和田アキ子なんかよりもコメンテーターとしての権威付けは圧倒的に上。放っておいてもマスコミはコメントを拾ってくれる。ありとあらゆる日々の雑感を晒しまくってしまえ。そして安倍晋三をつれて主婦層の支持さえとりつければどこに地獄の政界ゴッド爺ちゃんになれるはずだ。
がんばれ僕らの福田康夫