流行語大賞予想(完全版)

http://www.jiyu.co.jp/singo/nominate2005.html

愛・地球博  iPod  悪質住宅リフォーム あざーす  アスベスト(被害) 頭がいい人、悪い人の○○○  圧勝 打ち水大作戦  鬼嫁  おひとりさま かるくヤバイ!?  官製談合 寒天レシピ(または春雨ヌードル) クール・ビズ  くの一候補  小泉劇場 小泉チルドレン/小泉シスターズ 子育て支援 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? JFK(ウィリアムス、藤川、、久保田) 刺客  ジャンガ、ジャンガ♪  食育 女性専用車両 スタンディング・バー(立ち飲み屋) 戦後60年 想定内(外) 第3のビール ○○タン ちょいモテ、ちょいワル ディープインパクト  敵対的買収  電車男 NANA なまら/せんない 20××年問題(…6,7,8年など) 日勤教育  ネット心中 脳力 のまネコ ハードゲイ ハイ×5♪あるある探検隊♪ ヒラリーマン ヒルズ族  フィッシング フォーーー! 富裕層 ブログ 平成の大合併 ポスト小泉(麻垣康三) ボビーマジック ホリエモン ホワイトバンド ムシキング 村上ファンド メイドカフェ 萌え○○ MOTTAINAI(精神、運動) 郵政民営化 ロハス
ノミネートは60語。http://d.hatena.ne.jp/yu-z/20050629#p2 で予想した○ヤンクミ、▲ミキティがないのは愕然。それでなんで「鬼嫁」とかあるんだろうか。「電車男」もそうだが、「おばけドラマ」と呼ばれたごくせんの勢いを選定委員は忘れてしまったんだろうか。ミキティ安藤美姫だけじゃなく三木谷浩史もいるのになあ。
で、今日の昼間に「アッコにおまかせ!」あたりでもやっているとは思うが、こちらも本格予想と参りたい。

基本データ

このことばの中から大賞・トップテンが選ばれ12月1日に発表されます。ご期待ください。
流行語大賞の受賞語は、特別賞などが出ない限り10語。大賞が1語以上、それに準じるものが残りの「トップテン」として表彰される。去年は「チョー気持ちいい」が単独で大賞となったが、2語、3語受賞することも多い。トップテンまで目を向ければ、ギャグ、スポーツ、政治などさまざまな分野から選ばれている。ここでは、まずトップテン候補を絞り、そこから大賞候補を吟味するという形をとりたい。なお、ほとんどの言葉でその言葉とかかわりが深い人間が授賞式に登場することを考えると、該当者がわかりにくい言葉には割引が必要だろう。

各用語分析

1枠:ギャグ枠

  1. あざーす (ビビる大木・アンタッチャブル山崎)
  2. ジャンガ、ジャンガ♪ (アンガールズ
  3. ハードゲイ (レイザーラモンHG
  4. ハイ×5♪あるある探検隊♪ (レギュラー)
  5. フォーーー! (レイザーラモンHG)

毎年各メディアで一番話題になる「芸人・ギャグもの」。受賞者はほぼ必ず出席するのでその点の心配はなし。昨今のお笑いブームの勢いもあってか、5頭も入った。特にHG厩舎が2頭出し。昨年「って言うじゃない・・・」「○○斬り!」「残念!」の三本あわせ技でトップテン入りした波田陽区、2001年に「米百俵」「聖域なき改革」「恐れず怯まず捉われず」「骨太の方針」「ワイドショー内閣」「改革の『痛み』」の五語で大賞をとった小泉首相は記憶に新しく、要注目。アンガールズとレギュラーは今年上半期の勢いも現在は失速気味。アンガールズはテレビの露出が増えてジャンガジャンガを言うことが逆に減り、レギュラーはラミレスに乗り代わりを拒否されるなど、減点材料も多い。「あざーす」はTBS系列の番組名にもなったが、番組は終了。力不足か。
ここはHGのあわせ技受賞と、前半勢いがあった「あるある探検隊」だけにしておく。

2枠:スポーツ枠

  1. JFK (ウィリアムス、藤川、、久保田)
  2. ディープインパクト (武豊
  3. ボビーマジック (B・バレンタイン)

大苦戦を強いられているのが毎年定番のはずのスポーツ枠。オリンピックもW杯サッカーもなく、さらに野球人気が停滞気味とあっては厳しいだろう。フィーバーを見せる女子フィギュアスケートや女子ゴルフから“言葉”が生まれていないのは苦しい。しかし、この中では3冠のディープが頭ひとつ出ているが、それでも力不足は否めない。秋季に旋風を見せたロッテも「ボビーマジック」とは、無理やりひねり出した印象すら受ける。むしろJFKの方が関西地方での人気を考えれば有力な気がする。
とりあえず「ディープインパクト」はトップテンには入るだろう程度で。

3枠:政治枠

  1. 官製談合 (猪瀬直樹?)
  2. クール・ビズ (小池百合子
  3. くの一候補 (小池百合子片山さつき、などなど)
  4. 小泉劇場 (小泉純一郎
  5. 小泉チルドレン/小泉シスターズ (杉村太蔵
  6. 子育て支援 (?)
  7. 刺客 (小池百合子
  8. ヒラリーマン (杉村太蔵
  9. 平成の大合併 (なし)
  10. ポスト小泉 (麻垣康三) (・・・の4人)
  11. 郵政民営化 (小泉純一郎

昨年の「サプライズ」「中二階」、一昨年は「毒まんじゅう」「マニフェスト」と、複数受賞が続く政治枠。「郵政民営化」選挙から一気に勢いを増し、今年のノミネートは11語。その中でも今年はなんと言っても小池百合子だろう。「刺客」は自民党が嫌がっているから切るが、クール・ビズで小池を呼んでウォーム・ビズもよろしくとか言うに決まってる。もうひとつが悩むが、「平成の大合併」をあげておく。杉村太蔵も迷うところだが・・・。「郵政民営化」は1997年に「郵政三事業」で受賞暦があるためここでははずしたい。

4枠:ベストセラー枠

  1. 頭がいい人、悪い人の○○○ (樋口裕一)
  2. 鬼嫁 (カズマ?北斗晶観月ありさ?)
  3. おひとりさま (牛窪恵
  4. さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (山田真哉
  5. ちょいモテ、ちょいワル (岸田一郎)
  6. 電車男 (伊藤淳史?)
  7. NANA (矢沢あい
  8. 脳力 (川島隆太

なんでベストセラーが流行語なのか?という疑問はさておき、この枠をあなどってはいけない。去年の「負け犬」「セカチュー」、一昨年の「バカの壁」、2002年は「声に出して読みたい日本語」「真珠夫人」、1998年「老人力」など受賞暦は多い。ただ、本だけの力ではなく、ドラマ化映画化やほかのメディアでの使用頻度が高いことが必須条件。「電車男」はその点安泰。「NANA」はちょっと格落ちでは。情報番組などで多く特集された「おひとりさま」、ファッションのキーワードにもなっている「ちょいモテ、ちょいワル」は候補として残したい。「鬼嫁」はカズマの「実録鬼嫁日記」より北斗やドラマの印象が強いが、ジャンルを超えている点を評価してこれも残すことにする。

5枠:M&A関連枠

  1. 想定内(外) (堀江貴文
  2. 敵対的買収 (堀江貴文村上世彰ほか)
  3. 村上ファンド (村上世彰
  4. ヒルズ族 (堀江貴文三木谷浩史ほか)
  5. ホリエモン (堀江貴文

ビジネス用語としてもはやった「想定内」がメイン、「ホリエモン」とセットで堀江社長が登場するのが正しい読みってところだろう。社会問題系枠に入れるべきこの分野だが、あまりに多かったので新枠とした。ほかの言葉は特定の人物に対する揶揄のイメージもあるため受賞はない。

6枠:ヒット商品枠

  1. iPod (Appleの日本の社長あたり)
  2. 寒天レシピ(または春雨ヌードル) (?)
  3. スタンディング・バー(立ち飲み屋) (?)
  4. 第3のビール (開発者?)
  5. ホワイトバンド (中田英寿?)
  6. ムシキング (開発者?)

iPod」はいけそうだが、受賞者が?「ホワイトバンド」も社会問題化して難しい。「第3のビール」は酒税法で奮闘中だし、ポケモンですらとってないのに「ムシキング」がとるとも思えない。ほかは力不足。歴史をさかのぼると1999年の「iモード」以来特定の商品名、サービス名は受賞していない。ここはすべて候補をあげないことにする。

7枠:ネット文化枠

  1. ○○タン (?)
  2. ネット心中 (?)
  3. のまネコ (O-ZONE?MAX松浦?)
  4. ブログ (?)
  5. メイドカフェ (@ほーむのメイド?)
  6. 萌え○○ (?)

片山さつきタン」ぐらいでしか一般メディアに波及しなかった「○○タン」と、流行語としては勢い不足の「ネット心中」は不要。「のまネコ」も受賞者に対するイメージの問題で却下。残りは「ブログ」が単独で、「メイドカフェ」は「萌え○○」と一緒に受賞、やたらメディアに出てくる@ほぉーむcafeのメイドが出てくるとみた。「電車男」も含め、ネット文化関係がこれだけ増えたのは今年の傾向でもあり、それを反映させたトップテンになることは間違いないだろう。

8枠:社会問題枠

  1. 悪質住宅リフォーム (?)
  2. アスベスト(被害) (?)
  3. 女性専用車両 (?)
  4. 20××年問題 (?)
  5. 日勤教育 (JR西日本
  6. フィッシング (?)

これはわからない。本当に。社会問題は一応毎年受賞しているので(2004年「自己責任」、2003年「コメ泥棒」「SARS」、2002年「貸し剥がし」、2001年「ドメスティック・バイオレンス」)、候補にはどれか入れなくてはいけない。「20××年問題」は1999年に「2000年問題」で受賞してるから却下できるとして・・・・。個人的印象度で「アスベスト」にする。

9枠:キャッチフレーズ・そのほか用語枠

  1. 愛・地球博 (?)
  2. 圧勝 (?)
  3. 打ち水大作戦 (主催したNGO?)
  4. かるくヤバイ!? (工藤静香?)
  5. 食育 (?)
  6. 戦後60年 (?)
  7. 富裕層 (?)
  8. なまら/せんない (マシュー南?)
  9. MOTTAINAI(精神、運動) (ワンガリ・マータイ?)
  10. ロハス (?)

「そのほか」枠なので、文化人に印象の強いであろう「戦後60年」「もったいない」あたりを選んでおく。

最終検討

残ったのに星を打つと

◎・大賞確実 ○・トップテンは確実、大賞も ▲・トップテンどまり △・当落線上 無印・落選

1語受賞はあまり頻度もないので、二年連続で、ということはないだろう。今年は複数が大賞すると思われる。最近大賞にやたら政治ものが多いが、体裁を気にしているだけではないかと分析したい。受賞者がまともにしゃべれて、格好がつくこと、なおかつこの流行語大賞が1986年の「おたかさん」で受賞した土井たか子出席のあたりから注目され始めたことも関連しているのかもしれないが。
そこで、小池百合子に◎。まじめなイメージの「電車男伊藤淳史は問題ないはず。この二つの同時受賞とみた。対抗はホリエモンとHG。ホリエモンは大人に嫌われている点、HGは子供にちょっと有害な点で大賞にはマイナス。トップテンだが、いくら苦しいとはいえスポーツゼロは考えにくいため「ディープインパクト」は残し。ネット傾向から「ブログ」「メイドカフェ」もいいだろう。△を打った7つは迷った。地味な言葉もあるが、地味な言葉ほど選定議員好みっぽい気がする。レギュラーは一昨年の「ゲッツ!」、去年の「間違いない」あたりと同じ道を歩むんじゃないかなあ・・・

以上!

あ。。おんなじことやってる人もいるんだなあ。
http://blog.goo.ne.jp/d_d-/c/66909a38e48417b444aec498aeae1f4d