選挙特番ザッピングレビュー

投票のあとはしばらくテレビ。ラグビーのW杯見たりとか。
そのあとは選挙特番をずっとザッピングして見てました。
今回企画として一番成功していたのは日テレでしょうか。
バンキシャ!をSPにしたのは冒険だったでしょうが、そのかいあっておしゃれなニュースショーになっていたという印象です。VTRのつくりもくどくなく、コメンテーターもテリー伊藤桜井よしこと言ったぐあい、らしさも出てよかった。特にテリー伊藤が落選がほぼ確定した原陽子にたいして「それでアナタ、これからどうするの?」と聞いたくだりは最高でした。あと、メールやファックスを読むのが菊川怜でなければという点が惜しいところ。それと、常時出ていた現在までの議席獲得数のCGが大き過ぎなのも気になりました。もう少し小さくても見えるだろうというか。

開票速報最速をうたっていたのがテレ朝。最後にNHKに抜かれそうにはなったものの、議席確定最速はなんとかテレ朝が1位を守ったとみました。
視聴率的には及ばなかったようですが、個人的には第2部がものすごく面白かった。
ニュースステーションでの民主党シャドウキャビネットの過剰報道*1の問題で、やれ自民党幹部が出演を拒否しただの(安倍幹事長とかがテレ朝に出なかったのはその影響だそうで)、制作会社のディレクター?が直接スタジオが出てきて顛末を釈明し始めるだの、生放送で生ぐさい話題が展開されて最高でした。

堅実に視聴率で強さを見せたのは信頼性でやはりNHK。
そして民放では「踊る大選挙戦」が首位だった模様。(サンスポによる)
開票のペースは一番遅かったものの、メインキャスターの一人に石原良純をすえて石原家に密着できたこと、CMの幕あいでミニコーナーとして総選挙トリビアの泉をもってきたこと、「政界スリーアミーゴス」をはじめとして「踊る」のイメージ一色に染めた番組構成と、(三宅はダメダメだったが)買収なんかしなくても日テレに勝てる要素いっぱいでございました。

TBSとTXはよく見ていないのですが、8時台は独自路線を走ったTXがそれなりに視聴率を稼ぎ、TBSは視聴率も開票スピードもNTVとデッドヒートというそれなりの結果でした(でも最後に北の選挙区から全部開票速報を通してやったのは助かった。特に比例代表の情報は錯綜していただけに)

というわけで、寝たのは3時すぎでした。ぐう。

*1:CX系踊る大選挙戦によると、テレ朝で取り上げた時間は正味22分強、他局の3倍近い上、これに対応するだけの、他党派に対すフォロー報道はほとんどなかったという