安野モヨコ「働きマン」第2回

2人の対比する主人公を中心に話をすすめるのでは、という予想は見事にはずれ、今度は主人公の女の子、松方とそのデスクの対比で話はすすんでいった。次回はまた別な人との対比で進むんだろうか(編集長とか)。今回の生き方器用なデスクの仕事っぷりは、不器用に猪突猛進型の仕事をする僕にとっては遠い世界の憧れとして感じました。同じタイプの松方は、不器用な生き方でいいみたいなこと言ってたけど。
作品的に気になったのは、地味ながら今回も顔をだした「セックスレス」というキーワード。いずれ松方と彼氏の対立なんかも描かれるんだろうけど、そうすると必ずあらわれる「仕事か恋愛か?」っていう平凡なテーマが出てくるはず、それをどう料理するのか、安野モヨコ
それにしても、仕事というものの本質を前面にテーマに出す漫画って、ほとんどなかった。僕なんか仕事というものについていろいろ考えるようになる年頃。この漫画が面白く感じられるのは、このシンクロがあるからかもしれない。正直、回りの評判は物凄く、いい。