不謹慎・時事コラム

風雲急を告げる赤坂六本木界隈。そこでかなり浮世離れした事件が二つ、実に豪快な話。泥酔してかたや公然セックス疑惑、かたや通りすがりの女性の胸を揉むときた。常識的にはちょっと考えられない奇行。アスリートや政治家には豪快さんが多いと聞くが、この事件だけ聞いてほほえましく思ってしまった僕は不謹慎だろうか。金メダリストも政治家も、聖人君子なんていやしない。批難するあなたはその資格があると胸を張って言えるのかな?

そしてもっと風雲急はライブドア。どうやらニッポン放送株の過半数をとれるらしい。去年の球団合併騒動に続いての騒ぎ、堀江社長を知らない人はいなくなったと言ってもいいくらい。今年の流行語大賞レースもさっそく頭ひとつ抜けた感じだ。いや、この場合の大賞候補は「ニッポン放送株」になるのかもしれない*1。そしたらLFさんおめでとう(違)。
この騒動、忘れてはならないのは庶民が株に詳しくなったという副産物50%で経営権ってのは常識だが、上場廃止になる割合だの、3分の1で拒否権だの、TOBだの焦土作戦だのパックマン・ディフェンスだの…。俺は全然知らなかった。この教育効果だけでも今回の騒動は意味があったんじゃないか。だから今回のこの騒動は、きちんとニュースについていって株式の知識を増やした人が勝ちだ。ホリエモンもこの程度のことは考えているはずだ。
蛇足だが「ホリエモン」という相性が「ドラえもん」からきてるのだとしたら、ただしくは「ホリえもん」が正しいと思う。「21エモン」ならよいが。
ドラえもんといえば先日も取り上げた声優入れ替え。静香ちゃん役の野村さんは同じ4月でサザエさんのワカメちゃん役も降りるそうで。体調でも悪くされたんでしょうか。入院でもした日にはどっちの見出しが踊るのでしょう。「ワカメちゃん倒れる」「しずかちゃん入院」不謹慎不謹慎。おそるべしは国民的アニメかな。

*1:現時点の対抗は「ヤンクミ」「ミキティ(安藤のほう。念のため)」あたりだろうか