向田邦子が藤子・F・不二雄と同じことを…。

今月の「東京人」で久世光彦がインタビューを受けていて、向田さんの話をしているのですが、「寺内貫太郎一家」のキャスティングを決めているときの話で「(小林亜星に)丸坊主になってもらって黒い丸ふちの眼鏡をかけて、たっつけ袴に毛糸の腹巻きをして、紺の印半纏に水天宮の守り札を首から吊るすと言う貫太郎の扮装をしてもらって、向田さんのところに連れていった。そしたら、向田さんがゲラゲラ笑い出して『久世さん、これが貫太郎なのね』」って喜んだんです」という記述。これは藤子・F・不二雄が、大山のぶ代のアフレコを初めて聞いたときに出た感動的コメント、ドラえもんってこんな声だったんですね」とまったく同じではないか!自分が敬愛する故人二人に意外な共通点。ちょっと感動いたしました。