岩手出張特急便

特急とかいってもうすごい時間がたってしまった(21日リライト中)。
5000円札新渡戸稲造さんにお礼をしながら、盛岡→釜石→大船渡→気仙沼と出張にいってきた。というかほとんど遠足。メシ食うか寝るか電車乗ってるか、でほんのちょっとだけ訪問先の会社の人とお話。会社なんてこんなもんかと思う。交通費は高いほうを書いとけと上司には言われるし。

盛岡までは「はやて」に乗った。八戸まで乗ってみたかったが我慢。
新幹線の名前を考えたりしてる人がいるが、「つばさ」→「はやて」ときてるんだから「かみかぜ」とか風系の名前が増えるのかなあと思った。

車中、電車の中だから、なぜかキヨスクに売っていた「電車男」を読んだ。盛岡に着く前に読みきってしまったが、感動した。ちょっと泣きそうになった。同時に、何度も後ろから銃撃を受けて撃沈した。ものすごくとってもひじょうにすばらしく美しい話。「ああ、こんなにも愛しい」なんて言えないよ普通。たとえネタだったとしても、僕は感動。今年読んだ本のベストになりかねない。さっそく後で合流した先輩にお薦めしてお貸しした。そう、そのとき今週のAERAが記事にしてることを教えてもらった。
映画化のオファーが殺到しているんだとか。誰の視点で物語を進めていくんだろう。
ラブストーリーとしては単純かつベタベタで、そういう意味では今の韓流ブーム、昼ドラブームと呼応するところはある。ただ、電車男の支持者はそういうブームとは別のところにいる人たちなんじゃないか。それでは映画として評価されないだろう。
そもそも電車はキバカジ○| ̄|_なルックス、エルメスは美人なんだろうけどムーミン顔(中谷美紀似?)って話だ。このリアリティを追求しようとすればたぶんスポンサーはつかないし、下手にイケメンと美人で演ればリアリティが崩れる。
これは2ch掲示板を通した傍観者として電車とエルメスの行く先を想像し、リアルタイムで他の傍観者の反応やアドバイスを見て、共有するから面白いんじゃないのか?映像化すること自体、この面白さの本質をぶっ壊すことになるんじゃないか?
この非常に難しい課題に答えを出すことができる映画監督がいるのなら、ぜひ映画を見てみたいとは思う。でも、新潮の編集者もそのことはよくわかっているんだろうなあ。

(なんて書いてたら http://simon.txt-nifty.com/blog/2004/06/__.html こんなの発見。すげえ、もっとおもしれえ←違。読み終わった人向けです一応)

チェックイン予定時間よりだいぶ早く盛岡着。そう、俺は今出張の話書いてるのよ。
なので、重い荷物をロッカーにぶち込み、少し散歩に出歩く。でももうすっかり暗くなっちゃって、よくわからない。よくわからないなら食にはしる。
有名らしい駅前のぴょんぴょん舎。冷麺だ。
http://pyonpyonsya.co.jp/store/index.html

たまらず焼き肉とビールもやる。
くっはー、うまい。
最初一人で入るにはつらい店構えだったが入って酔ってしまえばこっちのもの。じゅーじゅー焼いて、ずるずる冷麺を食う。ゴムっぽくない冷麺。いやもちろんコシはしっかりなのだけど、しっかり切れる。細いさぬきうどんのような、うん、うまい。
画像が真っ赤なので辛そうに見えるかもしれないが(中辛を注文)、見た目よりマイルドで、とってもおいしい、肉も当然うまい。しっかりお腹いっぱいになって、時間もちょうどよくなって、ホテルへ。

http://www.moriokacityhotel.co.jp/city/goannai.htm
ビールとおつまみを買って、明日会う人たちに渡す資料を再確認しながら、ベタにテレビを見る。ローカル番組を楽しみにしていたが、深夜まで待ってもミニ番組ぐらいしかなさそう。なので、滅多に見ないSMAP×SMAPとか見たりする。草刈さんかわいい。
で、11時になって今度は何見ようと思ったらBS2でハイビジョン特集「輝く女・吉田美和」がやってる!釘付けになって見る1時間。終わって寝。BSが見れるビジネスホテルああ、すばらしい。
で、朝食してお仕事開始。関係ないけどここのモーニングサービス、パンがやたらおいしかった。パンとコーヒー類だけ、無料のサービスだけどすばらしい。なかなか来ることもないだろうが、宿代も安いしネット予約もできるし、ここのホテルは覚えておくことにする。だから貼ったリンク。

仕事の合間に、岩手公園を散策。紅葉も終わりのほうらしい。日がさしたり雨が降ったり、微妙な感じだけど紅葉はきれいだ。で、5000円札最後のリスペクト!

新渡戸さんが盛岡の人とは正直知らんかった。お札の肖像のほうが若い感じ。初代国際連盟事務総長だと思っていたが、事務次官の間違いだったらしい。まあどちらにせよ、そんな国際色豊かな人だからこそ5000円には世界地図が描かれているのですよ。

昼食は「じゃじゃ麺」。昨日の冷麺、そしてわんこそばと並ぶ岩手3大メンらしい。
http://www.yokocho.com/shopping/pairon/
id:kanojunに教えてもらった「白龍」というお店。
12時15分前に入ったらもうサラリーマンでいっぱい。運良く1席、相席であいていた。
相席のサラリーマンの人も注文を頼むところだったので、全部その人の真似をすることに。
肉味噌をからめてぐちゃぐちゃとまぜ、いろいろ調味料を混ぜながらいただく。なるほど。ラー油とかにんにくとか混ぜて。相席さんは肉味噌を追加したみたいだ。
味がストレートなので酢を強めにしてみたら好みの味になった。これは油そばの感覚だな。面白いし、美味美味。これは「この味知ってる?」って自慢できる類の名物だなと感じる。満足。

盛岡での仕事終了後、釜石へ移動。快速利用だが、これが遠い遠い遠い。310円だったので経費にならなくても指定をとる。これが大正解。ローカル線大好きだけどこの時間は・・・。その日の確認レポと翌日の確認をして、それが終わってもまだ着かない(所要2時間)。つくころにはもうお腹ペコペコで・・・・

上司と先輩と合流して夕食。
http://www.iwate-nakamuraya.co.jp/syo.html
これまた有名なお店らしい、中村屋
ちょと高、でもうまい。飲みながらだったが三陸海宝漬はうまかった。ご飯があればベストだったのだろう。うまい魚を食って、会社ではあまりできないような話を上司として、散会。

それにしてもなんでさっきからこんなに詳しく書いているのだろう。この後は長距離移動して云々、って話しかないぞまったく。それこそ露出狂。

翌日、釜石から大船渡、気仙沼と移動。顔を出して、話をして。
http://www.sanrikutetudou.com/
http://www.janis.or.jp/users/take3272/train/east/rapid/tohoku-line.html#Super-Dragon
それにしても電車が長い。三陸鉄道南リアス線のあと、JRの快速。
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/top-gazo-f/top-gazo-kako.htm
大船渡・気仙沼間はバスだった。揺られ揺られて・・・。

気仙沼の大衆食堂で「気仙沼ラーメン」。さんまのすり身が具で、油はさんまの魚脂を使ってるんだとか。普通の食堂なんで、まぁこんなもんかという味。

で、この後のタクシーの運転手さんに、ヤラれる。
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タクシー運転手さん談はまたのちほど。
つーか、本当に食ってばっかだったけど、これでいいのか?マジで。
でも楽しんだ分、21日間からは7日間祝日含み休みがありません・・・・