[800]仕事を頑張るのがよい

会議中に上司とバトった。
ごっちゃになった問題の論点を解きほぐすことなく、問題をすり替えながら僕の指摘をかわそうとした。話は完全にかみ合っていない。かみ合わせる気もなさそうだ。だが、会議の進行が滞りそうだった。僕は途中からはあきらめて黙って話を聞いた。精一杯納得のいかない顔をしながら。実に生意気な部下。
でも問題意識を常に持って改善点を探そうとする行動。サラリーマンに一番求められることだって人は言う。その行動がこうなるのか。
僕が仕事に求めるものの一番はプライドだ。誇りを懸けながらできる仕事は楽しい。会社の方針通り、目標通りにできる仕事でもいい。仕事をすること自体は嫌いではない、むしろ仕事大好き仕事人間。問題は今やっている仕事なのだ。プライドを感じる場面なんてほとんどない。仕事をするのは好きだけど、今の仕事は嫌いなのだ。学生時代やっていたアルバイトの方がよっぽど労働のよろこびがあった。自分の役割にプライドがあった、他人に胸が張れた。
仕事が充実していると、自分でも自分がイキイキしているのがわかる。どんなに疲れて愚痴ばかり言っても、気持ちはいい。仕事アップの充実感も好き。僕にとっての仕事はお金をもらうのは第一ではなくて、自分の心理的満足を埋める方に第一がある。プライドと、それについてくるイキイキだ。
そう、ここまで僕は考えてることができている。ならばなぜ、ここを出れないのか。頑張れる仕事を探しにいこうとしないのか。ただの意気地なしか。それとも、まだここに何かがあると思っているのか。それがわからない。本当は、この文章を宣戦布告にしたいのだが、それもできそうにない。僕は、仕事を頑張りたいだけなのだが。