DEATH NOTE 6
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/04/04
- メディア: コミック
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まず第一に6巻でも結局「どうやってライトはキラの記憶を取り戻すか?」という疑問に答えは出ない。ただ、レムがミサに伝える通り、今のライトの状態はキラであったライトの意図通りの状況であるといえる。しかし、キラであった時のライトからみれば、キラの記憶がないライトは話が進むにつれてキラであるライトの首を絞め続けているといっていい。結局一枚岩の「L側」の捜査陣もミサがレムと接触したことによって局面は複雑化しているし、ヨツバ側も南見川がライトとつながったことで一枚岩ではなくなりかなり複雑になった。ミサとライト&Lとレムとでの大きな温度差はこれからかなりポイントになりそう。キラであったころのライトは現状を80%以上は見通しているはずで、当時のライトに邪魔な存在はLとレムであり、それを二人とも消すとすればLをレムに消させることによって二人とも殺すという流れが自然ではあるとおもうが、ここからどうやってそこまでもっていくかは大場先生の腕の見せどころといったところ。
それと、ヨツバキラが誰かなんてことは読者としてはどうでもいいことだったが、デスノートに名前を書いたところで「名前をメモしただけで殺しに入らなかった」と判断したライトとLには正直ヤラれた。普通ならLが「名前を書くだけで人を殺せるのか?」って悟るところ、しかし悟るだろうと思うのは話を知っている読者の立場だから言えることだ、読者の立場だからその回のサブタイトルが「誤認」なのだ。正直大場先生にはヤラれまくりだ。読者がこう思っているだろうというレールから抜け出せない。この先の展開、特に第一部が終わるまでの展開はきっとジェットコースターのように流れてゆく。キラの記憶を取り戻したライトが、なんとかしてLを殺す(俺が知っている結末のはLが死んだということだけ)。レムも多分死ぬ。はてさて、どうなることか・・・。というか誰か見せてくれ、page53から先。気になって眠れん。