今季、ラグビーはこの試合しか注目してませんでした。日本選手権二回戦。打倒トップリーグの悲願を早稲田が果たせるのか。その答えがようやく出ました。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 24 - 28 早稲田大学

トヨタの自滅はあったにせよ、勝ちました。例年ならここで自滅するのは学生だったはず。何度かペースを握られかけ、追い上げられ、でも、逃げ切った。18年ぶりの快挙、会場で見られたことに感謝、感謝。

前半は「いつも通り」の滑り出しに見えた。サクッとPG取って、そのあと、まさかのドライビングモールからのトライ。「おしん早稲田」なんて言葉、もう現役の学生は知らないんでしょう。モールが押せてる時点で「もしかしたら」の気配はありました。曽我部のパスダミーからの突破→トライなんか社会人相手の学生のプレーには見えなかった。でも逆にディフェンスは一発で抜かれることが多く、後半バックス勝負をされたら負けだろうというのが大勢の予想だったのでしょう。
後半。お互いインターセプトからのトライ応酬。でもトヨタがラインナウトを確保できず、そしてまさかのシンビン。自滅を繰り返しながらも点差を詰めていくのは地力の差だったのでしょう。残り時間10分ぐらいから4点差のゲーム。それでも、最後は守って守って守っての逃げ切り。シビれました。

ラグビーの魅力は「7点差以内の残り10分」とつねづね言ってましたが、そんな絵を描いたような感じ。一年間、楽しみにしていた試合が白熱の展開でしかも勝つ。燃えました。

来週は東芝府中。さすがに無理でしょうが、でも見に行きます。